くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

レミケード5回目

まずは、前回のレミケード点滴後の6〜9週の体調について。
後半の体調はやっぱり下り坂になる。今回は年末年始のお休みで点滴までの期間が1週間長くなったこともあり、点滴前の状態はこれまでよりも悪いように感じた。

12月16日からの週(7週目)は前の週より出血の回数が増え2日に一度位の頻度になる。便の状態も形を保っているが、柔らかくなってきており、一日のトイレの回数も3〜4回に増えた。
22から24の休みは買い物などで長く歩いたこともあって帰宅後37℃台前半の熱が出た。翌朝には平熱に戻っており、移動中や帰宅時にいつもより疲れも感じていたので、調子が悪いときに疲労がたまると一時的に発熱するようだ。

27日は出血がやや多めだった。普段は一度拭くとトイレットペーパーに血がつくことはないのだが、この日は2,3回拭かねばならなかった。7週目は出血の頻度が増え、毎日1回程度は出血するようになっていた。

9週目に入った1月3日も夜にやや多めの出血があった。この頃には便の状態もかなり柔らかいものばかりになり、回数も増えて一日4〜6回になっていた。

また、7週目くらいから疲れやすくなっていることにも気づいた。
歩数計を着けての散歩を日課にしているのだが、その歩数と体感が合わないのだ。
普段は12000歩くらいなら「まだいけるな」という感じで何ともないのだが、このときは10000歩程度で「今日はかなり歩いたな・・。もう15000超えたんじゃないか?」と感じた。
眠くなる時間も普段より早くなっていたので、体力が落ちていたようだった。


1月7日が5回目のレミケードの日。
体力の低下を自覚しているので歩く速度が遅くなっている可能性を考慮して、早めに家を出た。
いつもより10分早い8:35頃には病院に着き、受付を済ませた。
待合室を見渡すと、明らかに人が少ない。
「今日は早く終わるかもしれない」と期待に胸を膨らませながら待っていると、いつもよりもだいぶ早い9:05には診察室に呼ばれて問診があった。
レミケード投与後には速やかに効果が出るが、やはり今回も4週間を境に調子が下り坂になることや出血・便の状態を伝えた。

今回もいつも通りレミケードの投与を受けることになったので、点滴室の前で待っていると、・・なかなか呼ばれない。
診察までは早かったけれど、そこから時間がかかって、いつもと同じくらいの9:30過ぎから点滴開始となった。

まず抗ヒスタミン剤の錠剤を飲み、採血をした後、いつものように体温・血圧・血中酸素を測定して点滴を開始した。
この日は最初の血圧が122/74とやや高めだったが、2回目からは105/65前後に戻って安定した。体温は36.7℃で安定していてずっとかわらなかった。

いつもと異なる点は、点滴を開始すると、身体がかゆくなったことだ。
横になって点滴を受けていると、腹部がかゆくなり、次いで腰、胸、足先という具合に身体のあちこちが順番にかゆくなっていった。
「レミケードのアレルギー症状か?」と心配になったのだが、発疹が出るわけでも無く、かゆいところをかいてやれば治まるし、30分程度でどこもかゆくなくなり、その後は問題なかった。

点滴室は腕をむき出しでも寒くないように待合室や診察室よりもかなり暖かいので、血行が良くなりかゆみが出たか、
点滴の時は(問題が起こって処置をするといけないので)乾燥肌用のクリームを一切塗らないようにしているから乾燥でかゆくなったのかもしれない。

最初にかゆみが出た以外はなんの問題も無く、30分に一度の確認と各種測定を行いながら3時間をかけて点滴は終了した。
点滴後は薬局で2ヶ月分のエレンタールと鉄剤、ペンタサをもらって帰った。

投与前の状態がやや悪かったためか、今回はレミケードの効果をいつにも増して速やかに実感できた。
点滴を受けた翌日には出血が止まるのはいつもと同じだが、点滴を受けた日の夜に硬い便が出たのは驚きだった。
点滴前は下痢の状態だった事もあり、「こんなに早く効果が現れるものなのか!」と(トイレで)一人で感動していた。
排便の回数も点滴当日は4回だったが、翌日には回数が2回になりこの点でも効果を実感した。

また、点滴日の夜から37℃台前半の微熱が出た。この熱はそれまでのように一晩では下がらず、翌々日の朝までは微熱がある状態が続いた。