くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

ヒュミラ 38〜42回目 その2 (2/2)

<<その1からの続き>>


問診が終わり治療方針も決まったので、次回の診察日や薬の量を決めることになったが、次回は7週間後に診察してもらうことにした。
これまでは注射の当日に血液検査をしてもらっていたので、過去の検査結果と比べるのには条件を合わせた方が良いだろうということと、
元のサイクルに戻した方が待ち時間が短くなるのではないか(:この日は本来5/5だった人も来ているので患者数が多く待ち時間が長いハズであり、その1週ズレた人達は通院間隔を短くしてまで元の周期に戻さないだろうから、前の週の方が多少空いているだろう)と考えてのことだ。

また、今更ながらに予約時間も変えてもらった。
惰性で朝一の診察にしてもらっていたが、ヒュミラになってからは点滴の時間を考えなくてもよくなったので早い時間に来る必要はなくなっていた。レミケードの時は診察時間が遅いと終了時間(=昼食の時間)も遅くなり、点滴中に戻ってきた空腹感に苛まれて辛かったのだ。
通勤時間帯を避けられるように予約を今までより少し遅くして9:30にしてもらった。

薬の量も7週間分にしてもらって主治医が入力するのを待っていると、「注射(ヒュミラのこと)はどうする?3本?4本?」と聞かれた。
「4・・いや、3??」と言いかけて、本数に自信が無かったので「ちょっと待ってください」と断って手帳を確認する。
ヒュミラの日数をしっかり確認して「3本でお願いします。4本目は(治療方針が変わる可能性もあるので、無駄にならないように)診察の日にもらうので」と答えると、
「おお、薬を大事にしてくれてありがたいねぇ。アレ、高いんだよ。年間で150万円くらいかなぁ・・」と言われた。
生物学的製剤を使い出してからは受給者証の恩恵を特に強く感じているので「はい。わかっています。受給者証のおかげで助かってますが、リウマチの親戚は生物学的製剤の支払いが結構大変だって言っています」と答え、主治医も「あぁそうなんだ。うんうん」と聞きながら薬の量を入力していく。

薬の量も決まって、使用済みの注射器を返そうとしていると、
新型コロナウイルスの予防接種の話になり、「なかなかコロナの予防接種も進まないねぇ」と言われた。
「ええ、前回の診察の時には『今頃は打ってるのかなぁ』なんて思ってたんですけどね。気長に待つしかないですね」と答え、
「そうだねぇ。まだまだ(順番が回ってこないのは)どうしようもないから、罹らないように予防に気をつけてください」と言われてこの日の診察は終わりになった。


会計は、不定期に行うアンケートをしているせいか、いつもより待たされた。
アンケートはタイムリー(?)に待ち時間についてだったので、診察前の待ち時間について正直に回答しておいた。

会計をする際、窓口に見慣れない薬局の案内が置いてあることに気づいた。
会計時には特に何も言われなかったが、「こんなのが置いてあるって事はいつもの薬局、辞めたのか?!」と不安になって案内を手に取って病院を出た。

心配しながら行きつけの薬局の様子を見に行くと、何事も無かったように営業していた。
挨拶をして処方箋や受給者証などを渡したが、特に変わった様子も無かった。

どうやらあの案内は別の薬局が病院に営業でもしたようだ。
IBDの患者は長期間に渡って定期的に薬をもらいに来るし、高額な薬剤も使うから囲い込めると経営が安定するのだろう。今はどこの薬局に行っても良いので、病院に案内を置いたり掲示してもらえるだけでも新規患者獲得のチャンスが増える。自宅や駅に近い薬局の方が良いと思う人もいるはずだから。
とは言っても、病院最寄りの薬局はソコで処方される薬を大方揃えていて取り寄せを待つ必要が無くて便利(エレンタールを山積みにしていたりフレーバーをセルフサービスにしている薬局なんてIBDの専門病院の近くならでは)だし、病院への問い合わせも慣れていて話が早いから、私は病院最寄りを行きつけにしてしまう。

 そんなことを考えながらエレンタールの送り状を書いて、薬をもらい、今回の検査結果(CRPが少し上がって1.1になったこと)を話して家路についた。