くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

無脂肪乳

私はコーヒーを毎日のように飲んでいる。大量に飲むわけではないが、一日に1、2杯は飲みたい。

そのコーヒーだが、牛乳を入れてカフェオレにしないと私は飲めない。しかし、牛乳が腸に良くないので困ったことになった。

 

クローン病になって食事療法を始めると、乳製品がかなりの脂肪を含んでいることに気づく。牛乳も乳脂肪を含むので200mlあたり7〜8gの脂質*1を含んでいる。私の場合、コーヒーに多め(50mlくらい)の牛乳を入れるのが好きなので2杯飲めば4gぐらい摂ることになる。

一日の脂肪の摂取量を20g以下に抑えることにしている私にとって、4gは意外に大きな量になる。

「コーヒー飲むために、ただでさえ油を控えてる食べ物をさらにしぼるのはなぁ・・」と思い、コーヒーを飲むのを控えていた。

 

病気になったことで揚げ物などはスパッと止められたのだが、コーヒーに関しては一月ぐらいで我慢できなくなり、牛乳の代替になるものを探し始めた。

最初に思いついたのが、低脂肪牛乳だった。スーパーへ行って表示を確認すると普通の牛乳の1/3の脂質*2しか入っていないことが分かった。早速買って試してみると、悪くはないのだが、あっさりし過ぎていてなにか物足りない感じがした。

次に、手元にあった粉末ミルクがほとんど脂肪を含まない*3ことに気づいた。
「これを多めに入れればカフェオレになるんじゃないか?」と思い、少なめのコーヒーに少しずつ入れながら飲んでみたが、粉末ミルクの割合が増えると臭いが強くなって美味しくない。標準的な割合を逸脱しては良くないようだ。

 

「乳脂肪を減らすと味気なくなってしまうのか・・。そりゃそうか」とガッカリしていたときに、普段行かないスーパーで目にしたのが標題の無脂肪乳だった。

”無脂肪”という名前に惹かれて手に取ってみると、表記に違わぬ無脂肪っぷり*4で、「いいものを見つけた!」と喜んだが、冷静に考えてみると「脱脂粉乳みたいな味がするんじゃないだろうな」とちょっと躊躇する。
それでも「ダメなら低脂肪牛乳に決めるだけだ。ちょっと試してみるか」と決意して購入し、こわごわ試してみると、意外にも美味しかった。

 

低脂肪牛乳に比べると販売している店舗が少ないのが玉に瑕だが、それ以外は無脂肪乳を選ばない理由もないので、お試しして以来ずっと飲み続けている。

昔はそうでも無かったのだが、最近は市販のカフェオレを飲むと下痢をしてしまうようになったので、今では生活にかかせないものとなっている。

*1:森永乳業, "森永のおいしい牛乳". 森永乳業ホームページ, https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk/1.html.

*2:森永乳業, "森永のおいしい低脂肪牛乳". 森永乳業ホームページ, https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk_lowfat/2.html.

*3:森永乳業, "クリープスティック 15本入り". 森永乳業ホームページ, https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk_lowfat/2.html.

*4:森永乳業, “森永のおいしい無脂肪乳”. 森永乳業ホームページ, https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk_0/1122.html.