くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私が病気のことを学ぶ理由

クローン病になってからは、本屋で医学書なども覗くようになり、病気に関連する言葉を検索することも増えた。購入する論文雑誌や教科書類は比較的安価な物が多いが、それでも1冊5,000円前後する。他の趣味に比べ出費が明らかに多いので、購入を検討する度、…

レミケード9回目(倍量投与2回目)その2(2/2)

その1からの続き専用の点滴室があると思っていたのだが、連れてこられたのは以前大腸内視鏡検査を受けた時の前処置室だった。看護師さんの後について、検査を受けるであろう人達の間を縫って奥へ行くと、カーテンと壁で仕切られたスペースにベッドがあった。…

レミケード9回目(倍量投与2回目)その1(1/2)

8/14に2度目のレミケード(インフリキシマブBS)の倍量投与を受けた。 台風が接近しており、天気が不安定だったので電車の遅延も考えて少しだけ早めに家を出た。家を出るときには曇っていて、涼しいのがありがたかったぐらいだったが、病院の最寄り駅から外…

レミケードの使い方の変化:変わっていく治療法 その2(2/2)

その1からの続き ・Top-downとStep-up レミケードの登場で、クローン病の治療の方針にTop-down療法という考え方が生まれてきた。レミケードには従来の内科的治療法にはない「粘膜治癒が可能」、「外瘻の閉鎖効果」という大きな特徴がある。この特徴を活かし…

レミケードの使い方の変化:変わっていく治療法 その1(1/2)

レミケードがクローン病の治療に大きなインパクトを与え、強力な治療の選択肢であることは以前も今も変わらない評価であるが、その使われ方や治療戦略はこの20年足らずの間に変化している。レミケードのことを調べていると時々目にするエピソディック投与やT…