くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

ヒュミラ 6〜8回目 その2(2/2)

<<その1からの続き>>

肛門の診察をしてもらえるのでホッとしながらベッドに横になろうとするが、お尻の診察は久しぶり(この病院では2回目)で勝手を忘れており、ちょっと戸惑っていた。
すると、先生が「おーい。○○さーん。お尻診るよー」と看護師さんを呼んでくれ、
やってきた看護師さんに促され、いつもの体勢を思い出す。

準備を終えて私のそばにやってきた先生に「キレイな肛門だねー」と言われ、「見た目には異常はないのか」と少し安心した。
お尻にベチョリとしたものを塗られ、肛門を診られる。
担当医は「ちょっと(肛門が)狭いんだったね」と言いながら肛門をグリグリし、「これまで切れてるって言われたことあったっけ?」と、転院前のことを確認してくる。
以前の病院で痔瘻と診断されていることや、再転院前の診察で切れ痔と言われたことを答えた。
グリグリが終わったので起き上がろうかと思ったら、「肛門鏡という器具を入れるからね」と言われ、金属製の器具をグイグイ入れられる。強い痛みは無いが肛門が押され(広げられる)るような圧迫感はあった。
しばらくすると「あっ!血が出てきた。やめよう」と言って器具を抜かれ、お尻を何度か拭かれて肛門の診察は終わった。

服を整えて席に戻ると、
担当医は「肛門の際が切れているね。(他からの出血のような)大事ではないみたいだね」と説明しながら、カルテに模式図入りで「肛門に軽度の狭窄」、「裂肛」などと入力していた。

「これ(この症状)なら効く薬を出しておきましょう」と言って処方箋を入力する画面に移ったが、
前回の薬は一度に7日分しか処方できないようにシステムで制限がかけられていたので、ボラザG軟膏という薬に切り替えて28日分を出してくれた。
今回は使用法についても明確に説明され、「出血してもしなくても毎日使いましょう」と言われ、傷が塞がるまでしっかり使うことになった。

出血の問題が片付くと、思い出したように(毎回聞かれている)体重を聞かれて、「増えて困っているんです」と付け加えながら、「64kgぐらいです」と答えた。
「体重が増えるのは効いてるってことだよー」と笑いながら言われ、「(ヒュミラが)効かなかったらどうしようかと思ってたけど、効いてるみたいで良かった」と言われた。
ただ、血液検査の結果から「CRPが高いからそこは注意して見ていかないとね」ということでもあった。

診察がだいたい終わって一段落ついたので、
「今日も喉が痛いんだが」と前置きしながら、懸案だった「ヒュミラ注射日に風邪などをひいていたらどうしたらよいか?」を確認してみた。
担当医の答えは「症状が軽ければ打って良い」だった。
「熱があっても、37℃くらいなら打っちゃえばいいよ。
でも、38度も39度もあるようだったら(治るまで注射をやめて)、時期を遅らせても問題ありませんから」と言われた。

最後に、使用済みヒュミラ回収袋を2つもらってお礼を言って退室した。
診察室を出てから時計を見ると9:20過ぎで、この日はかなり早い。

病院で会計を済ませると薬局へ向かい、ヒュミラバッグと処方箋などを渡した。
エレンタールの送り状2枚を書き、フレーバーをカバンに詰めながら薬の用意が終わるのを待つ。

「いつものと、今日はお尻のお薬が出てます」と言いながら薬剤師さんが薬を袋に入れて渡してくれる。
「調子はどうですか?」と聞かれ、「お尻以外は調子が良いです!」と元気に答えて笑われながらお会計をして帰宅した。

帰宅するとヒュミラを一箱出して常温に戻し、他は冷蔵庫にしまう。
片付けや手洗い、注射の準備をしながら15分ほど待って、10:40頃に左の太ももに打った。
座薬は入浴後に注入した。今回のものは容器が小さくチューブも短いのでちょっと入れにくい。

診察後1週間の調子としては、
ヒュミラは今まで通り効果が出ており、注射後から現在まで良い調子が続いている。排便も一日に1〜2回くらいで、少ない回数で安定している。
出血の方は、週が明ける(2/3)くらいから量が少なくなってきたと感じている。
1/29(水)の夜から座薬を入れているが、2/1(土)くらいまでは大きく出血したり、毎日(毎回では無い)出血があったりという状態で、あまり改善がないようにも感じたが、日曜、月曜くらいから出血の頻度が少し減って、出血のない日があるようになり、出血量も前の週よりは減ってきている。