くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

ヒュミラ2回目

ヒュミラの初回投与から2週間が経った10/23(水)に効果の検証と今後の治療方針を決めるために診察に向かった。

いつも通り9:00の予約だが、この日はやや遅めの到着で、8:50分過ぎに受付に到着し診察券などを提出して待つ。
早い時間にもかかわらず混雑している待合室で10分ほど待つと検査室に呼ばれ、いつも通り採血される。
血液検査の結果が出るまでさらに15分ほど待った。

9:15頃に名前を呼ばれて診察室入ると、担当医から「どうですか?」と声をかけられる。
これに「かなり効いてますよ!」と勢いよく答え、2週間の経過を話す。
便の状態、出血ともに1週目の土曜以降良くなっていること、そこから2週目の月曜(診察の前々日)まではその良い状態が続き、
2週目火曜の午後と水曜の朝には形は保っているがそれ以前よりは軟らかくなっており、薄く出血があったことを伝えた。
腹痛についても聞かれ、「今回は全くなかった」と答えた。
体重や現在の仕事の状況について聞かれた後、副作用の有無も聞かれたが、これも「一切ありませんでした」と返答した。

そこまでの話を聞いて、担当医は「副作用がないのは良いことだね」とにこやかに言いながら "ヒュミラ 有効の可能性"とカルテにメモしていく。

カルテの入力を終えると今回の血液検査の結果を表示し、確認した。
鉄や血中の栄養成分の値は前回とほぼ変わらず基準値を僅かに切っている状態で、CRPは3.8と体感ほどは良くなくてガッカリしたが、「まだ2週間だから」と慰め(?)られた。
問診と血液検査の結果から、一定の効果が出ているとして8週間後までヒュミラを通常量で継続していくことになった。

この日の注射については、「今日がヒュミラ2回目だよね?どうする?せっかく来たからココで打ってく?」と聞かれたので、
打ち方の確認や、単純にゴミが減るということもあって、打ってから帰ることにした。
その後、次回の診察日や出される薬の量を決めて診察は終わった。

診察室から出ると9:30前だったが、待合室がさらに混雑してきており、立って待っている人もいて驚いた。
内科の診察室で盛んに呼び出しをしていたので、そちらの患者が多いようだった。寒くなってきたからか、あるいは前日が祝日で休診だったためかもしれない。

前回、注射前に血圧の測定結果を求められたので「今回は不要かも知れないが」と思いながら血圧測定を行った。
測定結果を取って待合室を見回すと、ちょうど席が空いたのでそこへ滑り込んで呼ばれるのを待った。

本を読みながらしばらく待っていると、看護師さんに呼ばれて、検査室の横のカーテンで区切られた半分物置(?)みたいな部屋に連れて行かれる。
看護師さんは近くにあった長椅子に座るよう促すと、ペン型ヒュミラとヒュミラの説明資料が入ったファイルを取り出し、「前回、この資料もらいました?」と確認する。

私が「もらってないです」と答えると、「では後でお渡ししますね」と言って、ファイル中からヒュミラの打ち方を引っ張り出して私に見えるように置き、注射容器の包装を解き始めた。
打ち方の資料を指しながら「自分で打つならお腹か太ももですね」と言われたが、人前でズボンを脱ぐわけにもいかないので、今回もシャツをめくって腹部を出す。
事前に調べたヒュミラのページや今回の資料にも"前回注射したところから3cm以上離す"と注意書きがあったので、前回とは反対側の側面に注射することにした。

今回は資料に沿った正規のやり方で注射をしていった。
「ヒュミラは冷蔵保存なので注射の20分前くらいには冷蔵庫から出しておく方が良いです」と言われながらヒュミラの容器を渡され、確認窓で中の薬液に異物がないか確認してから使用するよう言われる。
異常が無いことを確認してキャップを外すと、
「ドラッグストアなどでも売ってますから、自分で打つときには買っておいてください」と言われてアルコール綿を差し出される。
注射予定の場所をよく拭き、ヒュミラを押し当て作動ボタンを押そうとすると止められ、「腹部の肉をつかんで、ソコへ注射をしろ」と言われた。
「(皮下脂肪が薄くて)ヒュミラのガイドビデオみたいに大きくつまめなくて打ちにくいなぁ・・」と思いながら、なんとか肉をつまむと注射器を押し当て作動ボタンを押す。
今回は本当に何の痛みも無く薬液が注入され、10秒程度で注射は終わった。
注射器を回収され、次回以降の使用済み注射器を入れるための回収袋をかわりに渡されて終了となった。

9:45頃には受付で会計をして病院を出た。
病院を出たとき時計を二度見してしまったが、点滴が無いと帰宅するのがとても早い。注射も短時間で終わるので、拘束時間が短いのはヒュミラにして楽になった点だと思う。

薬局で処方箋を出して、薬をもらう。
ヒュミラには専用の保冷バッグがあって、かなり大きめの保冷剤を入れてくれるので夏季に移動時間が長くても温度が上がることは無さそうだ。
バッグの大きさも十分なので、(今から心配してもしょうがないが)期間短縮や倍量投与で容器の体積や量が増えても事足りそうである。
バッグは今後も再利用するから、次回の診察で忘れないようにと言われた。

その後はさっさと家に帰り、帰宅後すぐに冷蔵庫の奥へヒュミラを入れた。
充分に冷却されているので焦る必要は無いのだが、薬の効きが悪くなった時に自分の保存の仕方を疑いたくないのでその辺はしっかりしておきたい。