くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

小康状態 診断〜6月初めまでの経過

診断の後は2週間おきに病院へ行ってはお尻を掘られ、大量のエレンタールを担いで帰る日々。

初診の時でも下痢と出血以外は特に不調を感じていなかったので、体調の変化を実感するのはお腹の調子だけだったが、調子は良くなっていった。

まず、下痢が治まり、便の状態が軟便から健康なものへ、それに続いてトイレに行く回数が徐々に少なくなっていった。

 

また、私の場合は痔瘻の状態が病気の状況とリンクしているようで、お腹の調子が良くなるとともに痔瘻も回復傾向で、

毎回「(前回より)良くなってますね」と言われていた。

治療開始から一月が経った頃には、お尻を見ただけで「おっ!かなり良くなってますよ!!」と先生が驚きの声を上げて褒めてくれることもあった。

痔瘻の回復にともなって診察時の痛みや便意もなくなり、その後は快適(?)に診察を受けられている。

自覚症状については、治療を始めて2週間くらいで出血することが少なくなり、1ヶ月くらい後には、まれに少量出血することがある程度になった。治療しはじめの頃は唐辛子の入った物を食べると翌日などにトイレでヒーヒー言うハメになっていたが、それもなくなった。

 

治療開始から1ヶ月半程度でステロイドを漸減し始め、2ヶ月目にはステロイドはなくなった。漸減し始めの頃から柔らかい便(まれに下痢)が出ることもあるが、トイレ(大)の回数が増えることは無く、朝夕+αの2〜3回程度になっていた。

 

体感だけで無く、毎月の血液検査も回復傾向にあり、栄養療法で血中の栄養状態は基準値まで回復し、CRPは0.82まで下がってきている。

 

貧血に関してだけは回復が遅れていて、治療を始めて1ヶ月くらいの頃に、坂や階段の上り下りを繰り返すと普段感じない息切れを感じるようになった。

診察の時に先生にそのことを相談して、市販の鉄剤を飲んでも良いか聞くと、「じゃあ薬出しておきますよ」と、鉄剤(クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」)を処方してくれた。

この鉄剤の効果が抜群で、飲み始めて数日で貧血の自覚症状の改善を実感できた。改善は血液検査でも現れていて、初診時は10g/dlを切っていた血色素量が13g/dl近くまで回復していた。