くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

ヒュミラ 22〜25回目 免疫調整剤は継続、久しぶりの腹痛 その1(1/2)

9/23(水)8週ごとの定期的な通院のため病院へ向かった。

8:45頃に病院へ着き、手指の消毒と検温をして待合室へ向かった。
前日まで連休だったこともあり、待合室が混むのが早い。診察開始時間の9:00頃には多くの席が埋まっていた。
そして、今回も採血が遅い。後から来た何人かに追い抜かれて、受付を済ませてから20分経った頃に呼ばれて採血をした。

結果が出るまで診察されないので、そこからさらに15分くらい待つと診察室に呼ばれた

診察室に入って挨拶をし、座ると、担当医に謝られる。
「ごめんねー。今回も採血が遅くなって。毎回採血はするから早めにするように言っておくから」とのこと。

これまでの症状と腹痛の有無や仕事の可否といったいつも通りの問診を受けながら体重を聞かれた。
65kgを超えたことを伝えると「おお、だいぶ増えたねー」と言われ、これまでのような(「増えるのは良いことだ!」というような)お褒めの言葉は無し。
自分でも太ってきて困っているので、腹をさすりながら「だいぶ腹が出てきて気になるので、涼しくなってきたし歩く量を増やしています」と伝えると、
「うん。(調子も良いようだから)適度に運動してください」と笑われてしまった。

問診が終わると血液検査の結果を確認する。
「おっ!下がってるねぇ!良いですね」
と言われ画面を見ると、CRPの値は1.0。
ヘモグロビンやMCHなどの値も完全に回復しており、血小板数も正常値に収まっている。異常なのはCRPの値だけだ。
CRPの結果を指して「まだちょっと高いけど、これぐらいならいいですよ」と言われる。

治療の状況を確認するためにカルテを見ながら「おっ、免疫調整剤(併用して)使ってくれてるんだ」と言われ、
8週間前から使っていると答えると「効いてるようだから続けて使っていきましょう」とのことで、免疫調整剤の継続が決まった。


クローン病の症状、治療についてはすぐに終わったが、今回は別の懸案事項があったのでその事を続けて相談した。

7月のはじめに行った健康診断で引っかかった項目が2つある。
一つは血小板数の基準値超えで、これは8週ごとの血液検査で主治医も把握していたことであり、現在は正常値に戻っているのですでに解決しているが、
もう一つの、HDLコレステロールの量が基準値を割ったことについては「要治療」と書かれており、内科にかかるべきかをまず主治医に確認をしたかった。

私は父親から「血管の病気に気を付けろ*1」と言われたことがあるので、脂質異常には少し敏感になっている。

主治医に健診結果を見せて内科を受診すべきか聞くと、HDLコレステロールについて簡単に説明してくれた後、「これぐらいなら放っておいても良いよ」とのことでちょっと拍子抜け。


経過観察とはいえ、HDLが低値で良いことは無いので自分で出来る改善はしたいと思っている。
と言っても直接出来ることは少ない。
脂肪の摂取制限はすで十分にしているし、運動も月平均で8000歩前後の散歩を一昨年から続けている。摂っている油の質を、n-6系を増やしたり、不飽和脂肪酸を減らしたりるのがせいぜいだろうか。
よく言われている生活習慣の改善でできる点はもうあまりないが、中性脂肪の方から改善できるかもしれないとは思っている。

クローン病になる前後で、HDLが漸減していっただけではなく、中性脂肪も増えてきている(LDLはほとんど変わらない)。
コレステロールは種類毎にバランスしており、中性脂肪を下げることで間接的にHDLを増やしたりLDLを減らしたり出来るとも言われているので、余分な糖分の接種を控えてサプリメントなども摂りながら中性脂肪値の抑制にも努めようと思う。

ところで、この中性脂肪の増加だが、エレンタールのせいではないかとにらんでいる。
発病前は基準の中央値よりも低かった値が、クローン病の治療を始めてからは毎年のように増えて今は基準をオーバーするくらいになっているというだけでなく、
コレステロール値が基準値を割っているような調子が悪かった(総タンパクやアルブミン、赤血球関係の値も軒並み基準値割れだった)時期でも中性脂肪だけは基準のど真ん中であったことからも食事由来であることを疑っている。

クローン病になってからは食事のタイミングも規則正しくし、意識的に歩き始めたのも発症後からだ。甘い物はあまり飲まなくなったし菓子類は元々食べない。
食事中の炭水化物の割合は増えているかもしれないが、食事の量自体は減っているので摂取エネルギーも減っているはずである。
生活は明らかに健康的になっているのに中性脂肪が増えていくのは、エレンタール(≒砂糖水)を毎日1リットル以上飲んでいるからだろうと思っている。


健康診断結果についてのやりとりが終わると、インフルエンザの予防接種の可否を確認して、簡単にOKをもらい、
5回分の使用済みヒュミラを返して診察は終わった。

 
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*1:祖母、父親と父方には比較的早い段階で糖尿病になっている人がいるので、以前は自分もそうなると思っていて、
「自分はまだ全く正常値の範囲内なのだが、いつ頃から血糖値が上がってきたのか」と父親に聞いたことがある。

その際に、我が家には2つの生活習慣病の系統があり、1つは糖尿、もう一つ(婿入りしてきた祖父の系統?)は心臓や血管系のトラブルだと教えられた。
そして「お前は(血管系の問題が起きる方の特徴が現れてるから)ソッチだ。糖尿にはならんから心配せんでいい」と言われた。
それ以来血糖値よりもコレステロール値を気にするようにしている。

実際、血糖値は常に低めの正常値だが、コレステロールの方は若い頃からHDLコレステロールの値が低めで、LH比(LDL/HDLの比)も良くない状態が続いている。