くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

悪化と治療の転換 6月の終わり〜7月終わり

6月の前半は良い状態が続いていたが、6月22日付近から右の下腹部(回腸〜盲腸ぐらい?)に時々鈍い痛みを感じるようになった。

6月の末頃には肛門部からの出血が続く日があり、「珍しいな」と思っていると、出血の頻度が上がり、下痢となることが増えた。

7月の2週目に入ると毎日出血するようになり、便もほぼ下痢の状態で、37℃台前半の微熱が出ることが多くなった。トイレの回数もそれまでの倍の5〜6回に増えていた。

クローン病の悪化の時期と同じくして風邪を引いたようで7月の初旬から喉の痛みを感じ、嚥下痛もあった。

 

悪化する直前に病院で診察を受け、次回の診察は7月末(4週間後)となっていたが、現れてくる症状が治療前と同じで、一過性でもないので、「こりゃダメだな」と判断し、病院に連絡して、予定を早めて7/17(火)に受診した。

 

病院は連休明けで混雑しており、いつもよりも長く待たされることになった。診察の順番が回ってくると、(前回の診察の後)2週間で症状が出てきていることを伝えた。

症状を聞いた担当医は「悪くなっていますね」と状態が悪化しているとの判断を示し、「5-ASA製剤や栄養療法、ステロイドでは症状を抑えられないことがあります。
その場合、時機を逸することなく強力な薬を使った方が良いと考えます。生物学的製剤の使用を検討させてください。」と、レミケードの使用を打診された。

すでに生物学的製剤のことは調べており、自覚症状が再び出始めた段階から「(なるべくは使いたくは無いけれど)病気の進行を抑制するためにはレミケード使用もやむなし」と覚悟していたので、
薬がレミケードであることを確認したあと、使用することをすぐに決めた。

使用することが決まると、「点滴を行う日(曜日)はいつが都合が良いか?」ということを聞かれた。土曜に出勤することの多い私は、その代休をとる月曜が良いと答え、7/30の初回の投与に向けて検査のスケジュールを決めた。

 

それまでの血液検査でB型肝炎には感染していないことは分かっていたので、その日は、結核の感染の有無を確認するため胸部レントゲン撮影とツベルクリン検査、薬剤の投与量を決めるための体重測定が行われた。

レントゲンの結果は問題なしで、結果が出るまで時間がかかるツベルクリン反応は後日確認され、これも陰性だった。

 

 

自覚症状が出現して受診した日から初回のレミケードの投与までの2週間は従来通りのペンタサとエレンタールによる治療を続けていたが、症状は悪化していった。
前述の症状に加え強い腹痛も起こるようになった。腹痛は特定の場所では無く、様々な箇所が断続的に痛むというもので、この痛みを便意のように感じてトイレに行くも排便がないことも多くなった。微熱もほぼ毎日出ているような状態になり、治療開始以降、はじめて「診断時よりも体調が悪いな」と感じた。