くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

インフルエンザに感染

スポーツ観戦で人が多いところへ行ったからか、インフルエンザに感染してしまった。

1/15(火)の夕方に寒気を感じ、帰宅時には「熱があるなー。38℃超えてるかも」と発熱の自覚があった。
帰宅して早速熱を計ると予想外に高く39.3℃。さっさと食事をとって市販の風邪薬を服用して眠った。
翌朝も39.6℃。仕事を休む連絡を入れると、病院を探す。
近所に内科と消化器科をもつ医院があったので、予約が可能か確認すると「予約制ではないので来院して待て」とのこと。
身支度をして、マスクをし、病院に向かった。

 

街中の個人経営の医院なので、病院の待合室は小さめですでに待っている15人くらいでギュウギュウ詰めだった。常連さんらしき老人たちに交じって明らかに体調が悪そうな人がチラホラ。
受付で保険証を出して空いていた場所に座り、本を読んで呼ばれるのを待つ。部屋は暖かく湿度も高いので特に辛くは無い。
1時間くらいで受付に呼ばれ、問診票を書いた。書いた内容を看護師さんと詳しくやりとりし、尿検査のために採尿して、さらにしばらく待つ。
名前が呼ばれたので、狭い待合室の中を縫うように移動し、診察室の前で自分の順番が来るまでまた待機。
もう一度呼ばれて、診察室内に案内された。結局、病院に着いてから2時間近く待っていた。

担当の先生はよくしゃべり、よく笑う、人当たりの良いおじちゃんだった。
お薬手帳を渡してあったので、それを見るなり「クローン病ですか?」と聞かれて、世間話のようにクローン病のことを話してくれた。
話が一段落すると「さて、症状ですが、インフルエンザですかね?」と本題に入り、「なんにしても、まず検査しましょう。それで結果が一発でわかりますから」と鼻の粘膜をグリグリされた。鼻の奥まで細い棒を突っ込まれるので、涙が出たが、痛いことは無かった。
結果が出るまで診察室の奥のスペースで(隔離されて)待つことになり、ぼけーっと待っていると、先生が「結果を一緒に見ましょう」と検査キットを持ってきて説明してくれた。結果はA型のインフルエンザに感染していた。インフルエンザに感染するのは20年ぶりくらいだ。

待合室に行かなくても良いように、その場で精算と薬の受け渡しが行われた。
診察時は喉の異常は無かったのだが、「これから熱がしばらくは高く、喉の炎症も出てくる」という見立てだったので、タミフルに加えて喉の炎症を抑える薬、解熱剤が処方された。「ペンタサやエレンタールと一緒に服用して問題ないですからね」とも言われた。


荷物をまとめて速やかに帰宅し、軽く食事を摂って、早速薬を飲んで眠った。
眠ったり、目覚めて朦朧とするうちにまた眠っているということを繰り返していると、夕方には喉の痛みが出てきて、咳と痰が出だした。
熱も40℃を超えたので解熱剤を飲んだ。1時間で38℃くらいまで熱が下がり、楽になったので軽く風呂に入って食事を少し食べて、眠れるうちに眠った。
6時間くらいは熱が下がった状態だったが、夜中には薬が切れてまた40℃を超えていた。

翌朝は38℃まで下がっており、熱は楽になったが、咳はひどくなっており褐色の痰もよく出るようになった。
食事が食べられないのも問題だった。熱で食欲がなくなっているのに加えて、味覚がおかしくなり食事がおいしくないのだ。普段食べていたものが味が無いように感じたり、逆に味を強く感じすぎて水で流し込むような状況になった。一度に食べられる量も減っていたので、ゼリーや果物のような美味しく食べられるものを起きる度に少しずつ摂るようにした。
この日から下痢も続いた。高熱の時は排便は無くガスが何度も出たが、熱が下がってくると下痢になった。特に3日目の夜がひどく、1時間に一回トイレに行くような状態になった。後で考えてみると、このひどい下痢は、熱でボケてヨーグルトを食べたためかもしれない。

夕方には熱は37.3℃まで下がり、熱にうなされずに眠れるようにはなった。翌日からは平熱に戻ったので熱は問題にならなくなったが、咳と痰にはその後も3日ほど苦しめられた。
熱が下がっても食べられる食事の量はすぐには増えず、味覚の異常からエレンタールもまずく感じて飲めなかったため、熱が下がってからの方が身体がだるく、動くのが億劫だった。

平熱に戻ってから2日ほど安静にしていると摂れる食事の量も回復し、味覚も正常に戻った。咳はまだ出たが回数は減り、痰はほとんど出なくなった。
便の状態は回復が遅く、まだ柔らかいことが多い。排便の回数は朝夕の2〜3回に減っている。