くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

Preクローン病

まずはクローン病と診断されるまでの経緯を書こうと思う。

 

2018年の3/19(月)に消化器・肛門科のクリニックを受診したことから話は始まる。

病院を受診したきっかけは、年度末に入って飲酒の機会が増え、下痢が続いたことと、排便時に毎回出血するようになったことだった。

これまでも深酒をすると翌日下痢になることはあったが、飲酒日の深夜からトイレの頻度が多くなり、数日も続くのはさすがにおかしいということと、
以前は時々だった出血が毎回になり、出血の量も増えたので「病院で(痔を)ちゃんと治療しないとなぁ」と思い立った。

この時は「症状は痔が原因だ」と思っていたので、痔の治療実績がしっかりしているクリニックを探して受診することにした。

 

初診だったので予約患者の分を待たされ、診察室に入ったのは来院してから1時間以上後だった。

記入した問診票の内容を確認しながらの問診を受けた後、お尻を診察された。

そのときは不思議と恥ずかしい気持ちも無く、お尻を出してベッドに横になった。

ワセリンのようなヌルヌルした物をベチョっと肛門付近に塗られ、器具(?)を突っ込まれると急激な便意が・・(食事を少なめにして、トイレに行っていたので出る物は無いはずだが・・)。そしてグリグリされるのが結構痛い。

 

「お腹壊してるんだから刺激しないでー」と思いながら我慢していると、

先生が「(入り口が)切れてるなぁ。切れ痔か?・・いや、これは痔瘻ですね。膿が出ちゃってる。手術した方が良いですよ。」と。

出血が痔からだと分かってホッとし、「いつ手術するかなぁ」などと思っていると、

今度は「ん?へんだな。なんでこんなに膿が出るんだ?」と不穏なことを言いながらお尻をグリグリグリグリ。これが結構痛くて思わず「イタタタ・・」と声が漏れてしまった。

 

診察が終わって言われたのは、「痔瘻で間違いないが、様子が少しおかしいので別の病気が原因で痔瘻が形成されたのかもしれない。内視鏡で見ましょう。」とのこと。

「明日(検査で)はどうですか?」と言われ、翌日は外せない仕事の予定があったので断ると、先生はスケジュールをジッと確認して「それでは、金曜なら?」と。

どうも早く検査した方が良い雰囲気・・。本当は来週が良いなぁなんて思っていたけれど、先生の勧めに従って金曜に検査することにした。

 

診察後に採血をして、検査前日の昼・夜に食べる検査食をもらって、前日の食事についてや検査当日のことについて説明を受けて終わりとなった。

 

検査前日の朝食にはそれほど制限はないが、脂肪が多いものや繊維質はダメと言われて「はーい」と答えたが、「ヨーグルト(乳脂肪)や野菜ジュース(繊維)も止めてくださいね」と言われてハッとした。

今でこそ脂肪や残渣が多い食品はパッと見てだいたい分かるようになったが、当時の知識はぼんやりとしたもので、ともすれば摂ってしまいそうだった。