くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

転院とその関連する手続き

新年度に生活の拠点を移すことになったので、病院の転院と特定疾患の医療費助成の引っ越し(?)を行った。
それを時系列でまとめる。


まずは、
1月のレミケードを受けに行った際に、引っ越しをすることと「(その病院で)治療をしてもらうのは4月下旬のレミケードまで」と伝え、
これまでの治療のことをまとめて欲しいことや転院に必要な手続きを聞いた。

担当医は少し残念そうに「そう・・ですか。」と返事をして、
「それでは時期が来たら紹介状の方をそろえてお渡しさせてもらいます」と快く承諾してくれた。
転院を伝えてからも診療に対する態度は変わることは無く、(いつもどおりぶっきらぼうだが)真摯に対応してくれた。

転院の意思を伝えてからは、引っ越し先から通える横浜市で新しい病院を探した。

調べてみると、
横浜市内には、IBDの診療を行える医師(クリニック)が多いだけでなく、IBD科を持っているクリニックがあったり、複数の総合病院がIBD専門の診療科を備え、白血球(あるいは顆粒球)除去の設備を持っていたりと、環境面でこれまでよりも恵まれていると感じた。

一度専門医の診察を受けてみたいと考えていたので、転院先は通常の消化器科ではなくクローン病の診療を表に掲げているクリニックを候補に挙げていった。

4/30に最後のレミケードを受けに行った際に紹介状をもらった。
転院先まで面倒を見てくれると思っていなかったが、紹介状には宛先が書いてあり、
それが自分で調べて、転院先候補の筆頭に考えていた病院だったので、「気の合う先生だったんだなぁ」と改めて思った。


特定医療費の助成制度も、転出・転入に伴って行政の管轄が変わるなら手続きが必要になる。
横浜市政令市なので、市外からの転入の私は手続きが必要である。

横浜市の特定医療費助成制度のページには、
転入の際の手続きもまとめられており、必要書類はダウンロードでき、世帯や課税証明書の区分けに関しても手引に明記されている。
ただ、ホームページに載っていない細かいところが気になったので、転入の手続き前の4月後半に、難病対策担当へ問い合わせをして確認した。
以下、そのやりとりの概要である。

Q1. 申請書を提出してから受給者証が手元に届くまでの期間(審査期間)はどれくらい?
A1. 保険の確認があるから、『3ヶ月』くらいはみてもらいたい(= 新規申請と同じくらいの時間)

Q2. (念のため確認だけど)審査期間中に実費で払った分は後日戻ってくるよね?
A2. 戻ってきます。心配ありません。

Q3. 申請した指定医療機関が変わる可能性があるんだけど、どうしたら良いか?
A3. 受給者証に載ってない病院でも普通に使えます。
指定医療機関の欄は「指定されていない機関(助成の対象にならない機関)」を患者に知らせる(指定機関じゃ無い場合は「○○は指定医療機関じゃ無かったから載せませんでした」って通知が来るらしい)ためのもので、患者を縛るものではないです。
※ 休診日に急な体調不良で別の病院行っても手続き無しで受給者証使える!

Q4. (再転院の可能性があって)病院・薬局の候補が複数あるのだが、指定医療機関の欄に全部書いた方が良いか?それとも、確実に行くことが分かっている病院だけにした方が良いか?
A4. 指定医療機関かどうかを調べるのはたいした手間ではないので、わかっている所は全部書いてもらって構いません。

Q5. 転入した日に難病の手続きもして良いのか?データの反映に時間がかかるから後日でないとダメ?
A5. 転入手続きをしたら、その足で申請に向かってもらって大丈夫です。


ということだった。

疑問点も解消したので、
ダウンロードした書類に必要事項を記入して、必要書類をコピーして、GW明けに区役所へ行った。

まずは横浜市への転入手続きをして、そのまま高齢・障害支援課の窓口へ向かう。
待合スペースには多くの人が居たが、特定医療費助成の窓口には誰も並んでいなかったので、担当職員を呼んですぐに手続きに入れた。
と言っても、必要な書類が記入されており、他の物も揃っていたので、提出書類の確認をしただけで、あっという間に手続きは終わった。窓口に来て2, 3分くらいだろうか。

手続き後に、古い受給者証の返却をするかを確認したが、「前の自治体で何らかの手続きがあるかもしれないので期限までは手元で保管してください」とのことで、手元に残った。


新しい病院へも、受診前に電話で問い合わせを行い、転院に必要な手続きの確認を行った。

ホームページにある問い合わせ先へ電話をし、紹介されて転院(転入?)をしたい旨を伝えると、
紹介状に宛名があるか、それとも特に宛名が無く「○○病院 担当医様」のようになっているか聞かれ、
(宛名があったので)宛名があることと宛名の医師名を伝えた。
すると、その医師が診察を行う日に予約を取ることになり、
問い合わせから診察予約の受付へと転送された。
予約受付では、転院元の病院名を確認されあと、担当医の勤務する曜日・時間帯と、最短で予約できる候補日・時間を知らされた。

最短の日時で問題なかったので、そこで予約を取り、
予約時間の15分前に病院へ行き、受付で紹介状を渡すことなどの手順を確認して電話を切った。