くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

7回目と8回目の折り返しと転院後最初の診察 その2(2/2)

その1からの続き

目的の病院に車で送ってもらい、受付まで案内してもらう。
受付にはすでに話が通っており、新旧2通の紹介状と保険証を渡すと、再度問診票を書くよう言われる。
午前中と同じような内容の問診票を書くと、受付へ渡し、二階の待合室で待つよう言われる。

階段を上がって待合室に行くと、午後の診療が始まってそれほど経っていないのに結構な人が待っていた。
診療室が3つあるのですぐに呼ばれるかと思ったが、なかなか呼ばれない。
初めての病院なので待ち時間の感覚も掴めておらず、読書も手に着かない状態でそわそわしながら待った。

45分ほど待って名前が呼ばれ、診察室に入った。
こちらでも紹介状や問診票を元にしながらの丁寧な問診。
診断後だけでなく診断前の様子も聞かれ、現在の体重と健康なときの体重も聞かれた。
処方されている薬も確認され(お薬手帳があったのでスムースだった)、現在の調子やレミケードの効きが悪くなっていることについても詳しく聞かれた。現在だけでなく過去も含め、腹痛の有無を何度も確認されたのが印象に残った。

問診が終わると体を診察された。
まず顔や目の下を診られ、次に聴診器で胸の音を聞いた後、腹部の触診をされた。
最後に「お尻も診ておきましょうか」と言われ、その日2度目の肛門の診察。
いつものようにグリグリされたが、こちらは比較的短時間で終わった。 

肛門の状態は午前中に言われたこととはほぼ同じだったが、痔瘻が見当たらない(小さな窪みがあるだけ)と告げられた。
「(前の先生は)この窪みを痔瘻と言ったのかなぁ?」と言われたので、1年前の初診の時は膿がかなり出ていたことや、肛門の様子から内視鏡検査を行い、クローン病が見つかったことを伝えた。

話は今後の治療の方針に移ったが、問題はやはりレミケードの効果が弱まっているように見えることだった。
本当に効果が弱まっているのか、他の要因があるのかを見極めるために腸内の観察をしてみようということになった。
1年前の大腸内視鏡の写真に、縦に伸びた典型的な潰瘍意外に(典型ではない)丸い潰瘍がいくつも見えることも確認したい点であるらしい。
ただ、今回の内視鏡検査は、予約がいっぱいで全大腸内視鏡検査ができないため、浅い領域だけを診るものだということも説明されて、「ちょっと残念なような、モビプレップを飲まなくて良いのでホッとするような」という気持ちだった。
また、私の症状から、「大腸・小腸型のクローン病だが、大腸での症状が主であるように見える」と言われ、小腸の状態も見てみようということになった。

次回のレミケードをする前になるべく早く腸内の様子を見ようということで、「今後の治療方針を・・」などと気楽に来たのに、今月は検査漬けになることが決まった。

検査についての説明を受けるため、診察室を出て待合室でしばらく待った。
しばらく待った後名前を呼ばれて、別室でカプセル内視鏡についての説明を受けた。
カプセル内視鏡は、いきなり内視鏡を飲むのではなく、開通性評価検査という「ダミーカプセルを飲んで、そのダミーがちゃんとした形で体外へ排出されるか」を確認する前段階の検査が必要だと説明された。
初めての検査なのでカプセルを見せてもらったのだが、思いのほか大きく、「飲めるのか?コレ?」と、今でも若干尻込みをしている。

開通性試験には、連続した2日(飲む日の午前と出た日の午後)病院に行かなければならないので、その候補日を挙げ、
生検の結果が出るまでの時間も考えると内視鏡も早いほうが良いということで、週明け早々を候補日として挙げた。

説明が終わると、予約の確定と採血のため、三度待合室に戻って待つ。
すると、それほど時間が経たないうちにさっきの看護師さんが戻ってきて、「(全)大腸内視鏡検査にキャンセルが出たから6/4(火)に入れても良いか」と言われた。
モビプレップはイヤだが、大腸すべてをすぐに観察できるのは願ってもないことなので、すぐに承諾して、予約が取れるのを待った。

しばらく待っていると、内視鏡検査の予約窓口に呼ばれ、予約が確定した日時と、大腸内視鏡・開通性試験の前日の食事についてや、
大腸内視鏡検査前日用の下剤が処方されることを説明された。

説明が終わるとすぐに声をかけられ検尿をしてから採血があることを伝えられる。
検尿についてはまったく聞いていなかったので、待っている間にトイレに行かなかった自分を褒めつつ、採尿した。

尿を提出すると採血に呼ばれ、大小4本も採られることになった。
採血が終わると、止血がすむまで検査スペースの側で待つことになり、「こんなに採って何の検査をするんだろう?」と思いながら1分待った。

その後は1回の会計へ移動し、会計と処方箋を受け取り、病院を後にした。
お昼には終わって帰るつもりが、慌ただしく過ごして夕方の帰宅になってしまったが、今後のことが一気に決まったので「まあ良いか」という気分だった。