くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

ヒュミラ 30〜33回目 その1(1/2)

ずいぶん久しぶりにブログを書く。
まとまりなくいくつかの記事を並行して書いていたのだが、文章も頭の中も煮詰まらないうちに、年末にイレギュラーな対応をしなくてはならなくなって、
忙しさもあって書きかけの記事を推敲するのも、頭の中身をアウトプットすることすら億劫になってしまった。

何も書いていない期間も以前の通り良い状態が続いていたが、
細かい感触の欠損や記録をサボることが癖になると良くない(加えて、妻に「書け」と催促される)ので、再開して適当な間隔で書いていこうと思う。


1/13(水)に8週ごとの定期的な通院に向かった。
関東の4県には緊急事態宣言が出ていたが、通勤時間帯の混み具合は2ヶ月前と変わらない感じだった。

病院に着くと検温と手指の消毒をして受付をした。
採血までは短くても10分くらい待たされるので、「先にトイレを済ませておこう」と思ってトイレに行った。

トイレで用を足していると、外で名前を呼ばれているのが聞こえる。
保険証は受付時に返してもらっていたので「診察券や受給者証になんか問題でもあったか?」と焦るが、
慌てて出て行くわけにもいかないので、ゆっくりすませて、しっかり手を洗って出て行った。

待合室に戻ってキョロキョロしていると検査から声がかかり、(受付ではなく)採血に呼ばれていたことがわかった。
シャツの袖をまくりながら席に着き、いつもの注意事項を聞いてから採血してもらった。

針が刺さったときに「!? いつもより痛いか?」と感じたが、しびれなどの異常はなかったのでそのまま採血は終わった。

だが、待合室で絆創膏を押さえながら時計とにらめっこしていると、1分くらいで(押さえている)指先が濡れる感じがしてきた。
「ん?」と思って腕を見ると、普段は白い絆創膏のパッド部分が赤く染まって、絆創膏の周りにも薄く血がにじんできている。
押さえていた指にも薄く血が付いている。
一瞬ぎょっとしたが、大きな出血では無かったので、慌てず「絆創膏がズレてたか」ぐらいに考えて検査室の小窓をつついて採血してくれた技師さんを呼んだ。

「どうしました?」と言われたので、「すいません。血が・・」と言いながら腕を見せると、それ以上説明する間もなく理解してくれて、
「血が出てきちゃったのね」と言いながらアルコール綿、新しい絆創膏を出してきて、張り替えてくれた。
服に付いていないかと聞かれたが、袖をまくったまま止血していたので大丈夫だと答えた。「指に付いた血はよく洗えば落ちます」との事だったので出血が止まったことを確認してからトイレで洗い流した。

その後は特別出血することもなかったが、家に帰って絆創膏を剥がしてみると内出血をしていた。
採血時に痛い気がしたのは気のせいじゃ無かったんだなと思うとともに、私の後に採血をしてもらった男性も絆創膏を変えてもらっていたことを思い出し、
「何度も採血してもらってる人なのに連続で刺しすぎるなんてヘンだな、注射針でも変えたのかな?」と思った。

 


話を採血直後に戻して、
採血での騒動が済むと待合室でしばらく待った。

待合室は空いている印象だった。診察の患者さんも少ないような気がするが、なにより内視鏡検査の人たちがいない気がした。
普段は待合室のそばのスペースで少人数毎に着替えや検査の説明をするので、
その声が聞こえてきたり説明に呼ばれるのを待つ人がいるのだが、それらの人の気配がほとんどしなかった。

9時を過ぎると他の患者さんが診察室に呼ばれて入っていく。
「ああ、また何人もに抜かされていくのだな」と思ってカバンから本を取りだして読み始めると、2番目に自分の名前が呼ばれた。
予想外の早い呼び出しに「今日は採血も診察もやけに早いな」と思いながら荷物をまとめ、診察室の扉をノックして中に入った。


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