くろーんもーのクロ歴史

2018年の3月に35歳を過ぎてクローン病と診断されたおっさんの備忘録的なブログです。病状や治療のことを書き綴ります。

転院後2回目の診察と今後の方針 その1(1/2)

パテンシーカプセルによる開通性評価検査と診察で、3日連続で病院に行く。
似たような時間帯に何度も乗ったので、電車の混み具合や階段に近い車両も把握でき、通院にはもう何の不安もなくなり、到着時間も分かるようになってきた。


予定の10:30より少し早く着いて受付で手続きを済ませる。
待合室で座って時計を見ると、予約時間まで5分ほど余裕があったのでトイレに行った。
トイレで用を足していると、外で名前を呼ばれているのが聞こえた。
「え!?」っと思って、腕時計を見るとやはり5分近く余裕がある。
早く順番が回ってきたのかと急いで戻ると、保険証を返されただけだった。

気を取り直して待合室の椅子に座り、自分の順番が回ってくるのを読書をして待つ。
「まだか?」と思って顔を上げると、予定の時間を45分以上過ぎている。
受付に確認に行こうかと思ったが、自分と同じくらいの時間に来た人が前の席に座っている事や待合室が混んでいる事を見て思いとどまった。

その後も待つが一向に名前が呼ばれない。
予約の時間から1時間半が経ち、待合室も空いてきた。
予約無しの外来の患者さん達が捌けていくなかで、予約をしている自分がまだ呼ばれないのはさすがにおかしいと思い、
確認のために受付へ歩き始めたところで名前を呼ばれた。


診察室に入ると、着席を促しながら「(大腸)内視鏡の写真見せてもらった?」と担当医が声をかけてくる。
見たと伝えると、「潰瘍がいっぱいあるね。これレミケード効いてないねー」と内視鏡後の説明とは逆のことを言われる。

ディスプレイに内視鏡の写真を出して、「この伸びているのが縦走潰瘍。これは小腸の写真だと思うけど、この白いのは全部潰瘍。」と、再び内視鏡像を説明される。
「レミケードが効いていればこんなに潰瘍は出来てない」から、効果がでてないということで、
内視鏡後の説明と合わせると、「1年前よりは良くなっているけれど、潰瘍が広範囲に現れているのでレミケードが完全に効果を発揮しているとは言えない」ということのようだ。

内視鏡像の後は2週間前の血液検査の結果を映して説明された。
前回の診察で8.2と低かった血色素の値は、13.0と基準値近くであまり問題にならなかったが、CRPは3を超えており少し高い、
アルブミンが3を切っており低値であると言われた。
アルブミンの値が低いので、「エレンタールを継続して飲んでください」と言われた。
また、結核や肝炎の有無も改めて検査されており、感染はないことも伝えられた。

現状の説明が終わると、「レミケードは効いてないので、これまで通りの治療ではダメで、別の手を考えていかないといけない」と言われた。
"別の手"と言われ、「もうレミケード以外の治療法を採らなければならないのか」とギョッとしたが、
担当医が示した選択肢は「倍量投与、期間短縮、別の生物学的製剤へのスイッチ」の3つだった。

前回の診察時に「可能なら倍量を試してみたい」と伝えていたので、
3つの選択肢があると言われた後に、「倍量投与をやりたいんだっけ?」と確認された。

レミケードで足掻いていないのに別の生物学的製剤へのスイッチは論外だったが、期間短縮については担当医の意見を聞いてみたかったので、
「倍量が良いと思っているのですが、期間短縮をする場合とどちらが良いのでしょうか?」と聞いてみた。

担当医は、「同じような効果が出て、期間短縮の方が優れるとは言えない。どちらが良いとも言えないんだよね」としながら、
「倍量投与でいいと思うよ。まず倍量でドーンっと行って、それで効果が出るかどうかを見てみましょう」と言われた。
担当医の意見も聞いて、期間短縮に特別なメリットがないことを確認できたので、次回から倍量投与をすることを、すぐに承諾した。

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